2022年1月31日月曜日

偽復刻ユニフォーム

どの球団も復刻ユニフォームとかいうものをあるシリーズに限って着用するようになったのは、もう何年も前のことだ。

選手、そして助監督として、ずっと読売で過ごした王貞治が福岡ダイエーの監督時代に甲子園球場に鶴岡時代の南海ユニフォームで 登場したときは驚いたし、その後に復刻として採用されたものにも感慨はある。

しかし、復刻と呼ぶなら、その時々の流行りに影響されることなく、もっと忠実に再現してほしいものもある。でなければ、復刻と呼ぶべきではなかろう。忠実にしてこそ、当時を知る人たちも、そうではない人たちも、「あぁ、あの時はそうだった」「あぁ、あの時はそうだったのか」と思えるはず。

袖の長さも違えば、ラインの幅も違う。おまけに帽子のマークの縫い方も違う。ひどい。デタラメな復刻ならやめたほうがよい。当時の資料を調べれば、すぐにわかるのに……。近年の復刻はまったくニセモノと呼んでもいい。

(写真=日刊スポーツ(2018年11月24日))

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